「脚やせをしたい!! 」 シンプルな方法でスッキリと解決できます。

パーソナルトレーナーとして10年以上の活動のなか、時代や年代を問わず、女性のお客様からのご要望で最も多いのが、

【脚やせをしたい】です。

とにかくそう仰る方が物凄く多いです。

「体型の割に脚が太いので細くしたい」

「パンツを履くと太もとがパツパツ」

「太ももやふくらはぎが常に浮腫んでいる」

「痩せても脚だけ細くならない」

お話を伺うと皆様、心底コンプレックスに感じていたり、お悩みを抱えてらっしゃいます。

非常に多いご相談「脚を細くしたい!!」解決策は、拍子抜けするくらいシンプル

ただ、上に挙げたコンプレックスやお悩みを解決する方法は意外とシンプルなんです。

それは、「脚の筋肉の使い方に問題があるので、筋肉の使い方を正してあげれば良い」のです。

言い換えると、下半身のスタイルにコンプレックスや悩みを抱えているほとんどの方は脚の筋肉の使い方を間違えています。

 

ただ、いきなりそうは言っても、

普段、自分がどんな筋肉を使って脚を動かしているのか分からないでしょうし、どの筋肉をどう使っていけば下半身が細くなるのかも分からないと思います。

そこでまずは、自分が普段どんな筋肉を使っているのか?を突き止めていきましょう。

では、早速チェックしていきます!

 

普段どんな脚の使い方をしているのかを、チェックしよう!

①両足の幅を握りこぶしひとつ分開けた状態で仰向けに寝ます。

②特に意識や先入観を持たないで片足を上げてみてください。

③最大限上げている状態で5秒キープします。

④上げている最中、脚のどこが疲れたり痛かったりしたか記憶してスマホのメモに書き残してください。

 

※注意※くれぐれも変な意識や先入観を持たず自然に脚を上げてみてください

 

 

まずは皆さんスマホのメモをチラッと見て頂き、お伝えしたチェック方法で、上げている脚のどこが疲れたり痛かったりしたかを確認してみてください。

 

確認できましたか?

それでは下記と照らし合わせてみましょう!

 

①太ももの真ん中

②太ももの外側

 

③脚のつけねのやや外側(腰骨の下)

 

 

上記のうち一つか、もしくは複数に当てはまっていませんか?

 

おそらく下半身のスタイルについてお悩みのほとんどの方が、これら3つ

①太ももの真ん中
②太ももの外側
③脚のつけねのやや外側(腰骨の下)

の中に当てはまると思います。

※もし当てはまらない方がいましたらお手数ですが、コメントかメッセージを頂けたら嬉しいですm(__)m

 

なぜ、下半身のスタイルが崩れてしまうのか

これら3つの筋肉に当てはまるとなぜ、下半身のスタイルが崩れてしまうのか…

 

①太ももの真ん中
②太ももの外側
③脚のつけねのやや外側(腰骨の下)

これら3つの筋肉達はアウターマッスルといって身体の表面にあり、本来、脚を上げる(歩く時に脚を持ち上げる)という動きのメインとなる筋肉ではありません。

ボールを蹴る、ジャンプするといった瞬発的に大きな力を発揮する時に使われる筋肉なのです。

これら3つの筋肉は、使えば使う程、どんどん太くなってしまう性質を持つ(筋肥大といいます)筋肉になります。

つまり普段からアウターマッスル使い過ぎて、筋肉のカタ太りを起こし、下半身のスタイルを崩しているという訳です。

しかも、これら3つの筋肉は、瞬発力はあるのですが、スタミナが全然無いので日常生活の動作で使い続けるとすぐに疲労してしまいます。

※脚が疲れやすかったり、ハリが取れない方はまさにアウターマッスルを普段から酷使している可能性が有ります。

 

脚を持ち上げる筋肉は、インナーマッスルの腸腰筋

本来、脚を動かすときには、身体の深い層にある腸腰筋という、下腹部から内もものつけねにあるインナーマッスルが使われます。

この腸腰筋こそ普段から脚を持ち上げるという働きを持ち、それでいて太くはならず(トップアスリートは除きます)、更には背骨に広くついている筋肉で姿勢を整えてくれる働きがある筋肉になります。

 

【腸腰筋】

まとめになりますが、

脚やせを成功させる為には、使い過ぎてしまっているアウターマッスルの働きを抑え、

インナーマッスルである腸腰筋を上手く使えるようにして、普段の使い方を180°逆転していく必要があります。

 

使い過ぎてしまっているアウターマッスルの働きを抑える方法紹介✨

脚やせを成功させる為には、使い過ぎてしまっているアウターマッスル達※の働きを抑え、

インナーマッスルである腸腰筋を上手く使えるようにして、普段の使い方を180°逆転していく必要があるとお伝えしました。

※太ももの真ん中(大腿直筋)、太ももの外側(外側広筋)、脚のつけねのやや外側(大腿筋膜張筋)の3つ

 

そもそも使い過ぎてしまった筋肉の多くは、受容器と呼ばれるセンサーが過敏になり、短縮といって縮んでしまっていることがほとんどです。

したがって、短縮している組織を逆に伸ばして通常の状態にしてあげる事で、過敏になっているセンサーの働きを抑え、使い過ぎを防ぐ事が出来ます。

 

まとめると、

適切にストレッチをしてあげれば、アウターマッスル達の働きを抑える事が可能な訳ですね。

 

しかもこの3つのアウターマッスル達は、適切に行えば1種類のストレッチで伸ばす事が出来ますので、是非チャレンジしてみてください。

 

太もも周りのアウターマッスルストレッチ

 

①横向きで寝て頭に枕を置きます。

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②上側の足を前に出して、下側の手で足を写真のように最大限抱え込みます。

③そのまま上側の手で下側の足の甲をつかみます。

④そのまま下側の足の膝を可能な限り曲げ、足の甲を持った手で出来るだけ身体の後方へ足を引きます。

⑤そのまま伸びを感じる所で20秒程キープします。

⑥反対側も行います。

※出来るだけ前に出している足が動かない様にしっかり固定します。

 

下の脚のアウターマッスル達に伸びる様な感覚は出ていますでしょうか?

重複しますが、伸びる様な感覚が出ることで使い過ぎてしまっている筋肉の働きを抑える事が出来ます。

 

もし伸びる様な感覚が出ない場合は、

ストレッチ(動作)が正しく行えていない場合があるので、改めてやり直してみてください。

また、アウターマッスル達の働きを抑えた後に、働きずらくなっているインナーマッスルの腸腰筋のエクササイズをすることで、脚の使い方が180°切り替わってゆき、脚やせを達成することが出来ます。

 

アウターマッスルのストレッチ後、インナーマッスルのエクササイズがおすすめ(要・注意)

 

ですが、ストレッチはともかく、

エクササイズは誤って行ってしまった場合に、せっかく働きを抑えたアウターマッスル達に再度スイッチを入れてしまい、かえって脚のラインを崩したり筋肉ぶとりを起こしてしまう場合があるので、

必ず最寄りのジムのパーソナルトレーナー※にご相談の上、エクササイズを処方してもらってください。

※出来ればファンクショナルトレーニングを学んでいるパーソナルトレーナーが望ましいです。自己紹介のプロフィール欄、もしくは本人に確認をお願い致します。

 

 

決して動画サイトを観て「自分ひとりだけ」で行わないようにしてください。エクササイズは正しく行えば薬になりますが、間違えて行うと毒になってしまいます。

まさしく薬と同等なのです。

やみくもに鍛えて強化する前に、まずは自分の身体の使い方を知り、使い過ぎている筋肉の働きを抑えることから始めてください。

 

それこそが脚やせのみならず、ボディメイクを成功させる秘訣なのです。

ご参考になりましたら幸いですm(__)m