糖質制限ダイエットの是非ついて

平素よりお世話になります。
ホームページをご覧頂きありがとうございます。

以前より糖質制限ダイエットの是非に関するご質問をいくつか頂きましたので、僭越ながら科学的根拠を基にお答えさせて頂きます。
まず結論としまして、糖質制限ダイエットでは体重は落ちますが、確実にリバウンドしてしまいます。

一般的によくイメージされる糖質制限ダイエットは、いわゆる三大栄養素の糖質をほぼ全てカットして、脂質も限りなく少なくおさえ、たんぱく質を多く摂るといった方法だと思います。

実は上記の方法は誤った糖質制限ダイエットなのです。

誤った糖質制限ダイエットを行うと急激に体重が落ちますが、
それは単に摂取するエネルギーが著しく少なくなり飢餓状態になることで、脂肪も筋肉も全て落ちてしまっているために起こるものです。
当然、筋肉が落ちてしまえば代謝量も落ちますので、仮に体重が落ちても、食生活を元に戻せば体重はすぐに戻ってしまうどころか、以前より増加してしまいます。
※「糖新生」と呼ばれ、筋肉を分解してエネルギーを作り出している状態です。

更にこれらの糖質制限ダイエットとトレーニングを組み合わせてしまうと、状況はより悪化してしまいます。

なぜなら、トレーニングは意図的に筋肉に負荷をかけてダメージを与え、傷付いた筋肉に食事から摂った栄養素を送り込み回復させることで、以前より筋肉を発達させるわけですが、飢餓状態の時にトレーニングを行っても修復させるための栄養素が少なく、ただ筋肉を傷付けているだけなのです。
※ちなみにたんぱく質を多く摂取しても、たんぱく質だけでは筋肉を修復することは出来ません。

傷付けても修復されなければ、筋肉は余計に落ちてしまい、よりリバウンドしやすい身体になります。
それどころか、ただでさえ飢餓状態であるにも関わらず激しいトレーニングを行えば、低血糖になりめまいや頭痛、全身の倦怠感が起こります。

長くなりましたが、先に記述した誤った糖質制限ダイエットとトレーニングでは必ずリバウンドしますし、身体に不調をきたしますので、もし実践されている場合は中断して頂く事をお勧めします。

本来はブログに掲載する内容ですが、
大変恐縮ながら、多くの方々が誤った糖質制限ダイエットを良いものだと認識されてしまっており、実践した際に健康を害しては元も子もないと思い、取り急ぎこちらから発信させて頂きました。

また、長文となるので詳細は割愛しますが、正しい糖質制限ダイエット(糖質を制限し、脂質とたんぱく質を多く摂取して行う減量法で、ケトジェニックダイエットと言います)を実践する場合でも、
私共としては筋肉量を増やす期間を一定期間設けてから行うことが、効率的だと考えております。
※ケトジェニックダイエット中は筋肉量を増やしづらく、代謝量の絶対値を上げることが難しいため。

長々と失礼致しました。どうかご理解賜りましたら幸いです。

BodyStyle Art パーソナルトレーナー 
長谷川 哲也

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