筋膜リリースって実際のところ…③

こんにちは。

BodyStyle Art パーソナルトレーナーの長谷川です^ ^




前回のブログ記事で、

「手技やフォームローラーでは深筋膜をリリースすることは難しい」 


「メディアではいわゆる筋膜リリースのことを【筋膜はがし】といった名称で特集をしているが、引きはがす事はどう考えても不可能で、実際はがしたらめちゃくちゃ大ケガ」

と書かせて頂きました。




筋膜は実際、物凄く強靭に筋肉を包んでいて、

メスで切開でもしない限りはがすことは不可能です。

ちなみに筋膜をメスと鉗子(かんし)で切開して筋肉と切り離すと筋肉自体は形を保っていることが出来ません。それだけ強靭なんです。

20194月のアメリカでの冷凍献体を用いた解剖実習で実際に私が行いました。





少し話が逸れてしまいますが、

はがし関連で


最近は「肩甲骨はがし」なるものもテレビや雑誌でよく紹介されています。




インパクトがあり、なんとなくキャッチーな言葉を使いたいのでしょうが、実際に肩甲骨がはがれたらとんでもない大ケガですし、


仮に百歩譲って、肩甲骨のシルエットがはっきり見えるくらい浮き上がっている状態を目指す事(美容的には天使の羽という表現でしょうか?)

「肩甲骨がはがれている」と表現するのなら、

それは翼状肩甲骨といって、

肩甲骨の安定性という機能が著しく低下している状態であり、肩や首のコリや四十肩になることを目指しているだけです。



結婚式でウエディングドレスを着る機会がある方は特に注意してください。

翼状肩甲骨を目指さなくとも、背中を綺麗に見せる為の身体づくりは他にもたくさん有ります。





すいませんかなり脱線してしまいましたm(__)m


前回の記事の最後に書かせて頂いた、

【現実的には難しい筋膜リリースと呼ばれるアプローチでなぜ身体に変化が起こるのか?】




大きく分けて理由は2つです。






ひとつは広汎性侵害抑制調節という現象です。

筋膜リリースという名の新しい痛みを、フォームローラーやトレーナー・セラピストの手技を用いて与えることで、元からあったコリや張り・痛みが一時的に感じなくなる現象です。


つまり痛みを痛みで隠しているわけです。



これは一時的に身体が軽くなったり、スッキリしたりといった効果を感じますが、

根本的な解決を図っている訳ではないので、与えた痛みが無くなれば元の状態に戻ります。


それどころか強い痛みで上塗りしようとすれば、(例をあげると太ももを細くスッキリさせる為に全体重を乗せてフォームローラーを転がしたり、

トレーナーやセラピストが肩コリをほぐそうと棒状の様な器具でゴリゴリ揉んだりすること)


毛細血管や細い神経、リンパ管、皮膚の破壊が起こってしまい、当初より余計に酷くなってしまう事が考えられます。



良かれと思って行った事が逆効果だったなんて、結構ショッキングですよね…(>_<)







ここまでだいぶ長くなってしまいました(^^;;


ボリュームが多くなってしまったので、

【現実的には難しい筋膜リリースと呼ばれるアプローチでなぜ身体に変化が起こるのか?】の理由の2つ目は次回のブログで書かせて頂きますm(__)m


※写真はイメージです。こういった製品には全く非はなく、使う側の人間に問題があるのです。