そのエクササイズ、効いていますか?③

こんにちは!
BodyStyle Art パーソナルトレーナーの長谷川です^ ^

 

前回のブログでは、
サイドライイング・ヒップアブダクションというエクササイズに焦点を当て、正しい動きを解説しましたが…

ご覧になった方の多くは、
誰でも出来るんじゃないですか?
と思ったはずです。

 

一見するとそう感じます。
一見すると…

 

そこで「本当に」正しい or 誤っているかを判断する為には、
正しい動き「だけ」が行われ、関係のない他の場所が動いてしまっていないか?に気付けることだと書かせて貰いました。
(関係のない場所が意図せず動いていることを代償運動と言います)

 

百聞は一見にしかず。
ということで、正しい動きと誤った動きの【違い】を見比べて貰えれば、真贋が分かるはずです。

 

では、双方の動きと見比べながら順々に紹介します。
誤った動きはくれぐれもマネをしないでくださいm(__)m
併せて、誤った動きでエクササイズを行った際のデメリットについても解説します。

 

 

①腰が反ってしまう

これは最も多い代償運動のひとつです。
腰を反らすことで腰の筋肉が意図せず使われてしまいます。

〜デメリット〜
腰の筋肉で負荷を分散しているので、お尻に効かせずらいばかりか、一生懸命行っていればいるほど腰痛(腰の中心)になる可能性が高くなります。

 

 

②左右の骨盤の高さが違う

脚を上げる時に、骨盤を引き上げる余分な動きが起こってしまうケースです。

〜デメリット〜
この代償運動は腰の反りに伴って起きることが多く、骨盤を引き上げる働きがある、腰方形筋という腰の筋肉を意図せず使ってしまうので、腰痛(上げている脚側)になってしまう可能性が高くなります。
もちろんお尻の筋肉へは使われません。

 

 

③骨盤が後ろに傾いてしまう

脚を上げる時に骨盤が後ろに傾いてしまうケースです。

〜デメリット〜
この代償運動は体幹(動作中に身体がブレないように安定される腹筋が主)の働きが弱すぎることによって起こります。
体幹を支える力が抜けた状態で骨盤が後ろに傾いてしまうので、腰が捻られてしまい腰痛(腰の中心)を起こしやすくなります。こちらもお尻の筋肉への負荷は減ります。

 

 

④脚が身体の前に出てしまう

脚が身体の前に出ながら上がってしまうケースです。(股関節の屈曲といいます)

〜デメリット〜
脚を前に出す、股関節の屈曲という動きは太ももの前側だったり外側の筋肉を使うので、
太ももの筋トレになってしまい、お尻は使われず脚が太くなります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
誤って行っていませんでしたか?

 

実際、ほとんどの方が誤って行っていたのではないかと思います。
むしろ、私は10年近くトレーナーをしていますが、初めから代償運動なしでエクササイズをしている方を見たことがありません。

 

エクササイズは人の身体を変える特効薬みたいなものです。
ですが、処方(伝え方)や用法(受け取り方)を誤れば、かえって身体を痛めつける毒になってしまうのです。

 

皆さんも是非、SNSで紹介されている情報を鵜呑みにするのではなく、
適切なスキルを身に付けたインストラクターやトレーナーのもと、考え・感じながらエクササイズを行なってみてください。

 

もし、解説して欲しいエクササイズやストレッチ等があれば、info@bodystyle-art.net までお願いします^ ^

ご覧頂きありがとうございました!
次回更新は6月28日(月)21:00を予定しています☆