お酒はなぜ太るのか?④

こんにちは^ ^

BodyStyle Art パーソナルトレーナーの長谷川です。




前々回の記事から、

お酒を飲むとコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌され、筋肉が分解し代謝が落ちてしまうという事をお伝えしました。




このコルチゾールというホルモンはとても厄介で、

厳密にはお酒を飲んだ時だけではなく、食事と食事の間隔が空いてしまい、

身体のエネルギーが足りなくなり、血糖値や血中アミノ酸濃度(身体の材料となるアミノ酸の数値の指標)が落ちることで、

たくさん分泌されることが知られています。





分かりやすくコルチゾールの働きを説明すると


まず、飢餓状態(お腹が空いた状態)になった時や身体的ストレス(お酒は毒物なので)を受けた時、身体は生存していく為には厳しい環境だと判断します。





当然といえば当然の反応ですが、

そこで身体は出来るだけ代謝を下げて、省エネルギーでも生き抜ける身体になろうとします。

代謝が高いと生存するにはたくさんのエネルギーが必要な為。




そうすると、副腎皮質という場所からコルチゾールというホルモンが分泌されて、

代謝を落とす為に筋肉を分解し、さらには分解した筋肉から身体のエネルギーである糖を生み出そうとします。

異化反応といいます。





実は生き残る為の優れた生存戦略であり、

凄い仕組みですが、飽食の現代においてはそれらが仇になってしまう訳です(^^;)




では、お酒を飲んだ時に起こってしまう異化反応を少しでも抑える為に何をしたら良いかと言うと


最初に説明した逆をたどれば良いので、

お酒という毒物が体内に入った時に、少しでも危機的状態だと判断させないように、

血糖値と血中アミノ酸濃度を保ち続けるようにします。






具体的にはお酒を飲んでいる時や飲んだ後に、

大さじ1杯〜2杯(1020g)のマルトデキストリン(エネルギーとして利用され代謝され易い糖類)で血糖値を保ち、

大さじ1杯のEAA(身体の材料となる複合必須アミノ酸)で血中アミノ酸濃度を保つようにします。

2種類をシェイカーで溶かして飲みます。




ちなみにマルトデキストリンもEAAも大手ショッピングサイトで検索すれば、すぐに見つかりますので調べてみてください。

前回のブログでものべましたが、私はメーカーの回し者ではないので具体的な商品名は記載しません。ご容赦くださいm(__)m




少々長くなってしまいましたが、万が一お酒を飲まれり場合のご参考になりましたら幸いです。





写真はイメージです🥃